皆さんが「最近薄毛が進行してきた?」と不安になったタイミングはいつですか?
人によってそのタイミングは様々かと思いますが、もしかしたらもっと前に薄毛の前兆が現れていた可能性も。
そこで今回は薄毛の前兆である初期症状をいくつかご紹介していきます。
心当たりがある方はすぐに専門の医療機関へ受診して症状を詳しく見てもらいましょう。
目次
薄毛の前兆・初期症状 ① | 抜け毛の量が増えた
健康なヘアサイクルであれば日本人が一日で抜ける髪の毛の本数は50~100本と言われています。
ですので抜け毛自体はそこまで悪いものではないのですが、一日に100本以上髪の毛が抜けている人や、以前と比べて抜け毛の本数が圧倒的に増えている人は要注意です。
中々一日に何本抜けているか数えることは難しいですが、以下のタイミングに注意して気にしておくとよいでしょう。
- シャンプー時
- ドライヤー時
- スタイリング時
- 起床時
上記のタイミングに洗面所やお風呂場の排水溝、枕元などをチェックすると把握しやすいです。
薄毛の前兆・初期症状 ② | 髪の毛が細くなった
日本人の一般的な髪の太さは0.07~0.15mmと言われています。
0.07mmより細い髪が多く抜ける場合は薄毛の前兆、初期症状である可能性が高いです。
生まれつき髪が細い人もいますが、以前よりも髪が細くなったという場合はヘアサイクルの一部である成長期の期間が通常より短くなって十分に成長できていない可能性があります。
また、髪が柔らかくなることもハリコシがなくなっている証拠なので注意が必要です。
スタイリングをする際にセットがしづらくなったことによって違和感を覚えることが多いようです。
薄毛の前兆・初期症状 ③ | おでこが後退し、前髪が薄くなってきた
- 以前と比べて前髪が薄くなった(まばらになってきた)
- おでこが広くなった
- 左右の生え際が剃りこみを入れたように後退し、M字になった
上記のような症状が観られた場合は薄毛の前兆、初期症状の可能性が高いです。
前髪やおでこは毎日鏡を見る中で特に気づきやすい箇所なので、定期的に生え際はチェックしましょう。
薄毛の前兆・初期症状 ④ | 頭頂部、つむじの皮膚がうっすら見えている
頭頂部やつむじの髪が薄くなるのは多くの人にみられる薄毛の症状です。
特に鏡に対してまっすぐ立ち、正面から自分の顔を見た際に頭頂部やつむじの皮膚が透けて見えるのは、薄毛の大きな前兆、初期症状と言えます。
また、以下の項目が当てはまる場合は薄毛の前兆、初期症状が出ている可能性があります。
- 明るい部屋で鏡を見ると頭頂部が透けている
- 頭頂部やつむじに手を当てると皮膚に触れる
また、毛の流れ(つむじの向き)がはっきりしなかったり、頭頂部やつむじの髪が他の部位に比べて細かったり短かったりする場合も薄毛の前兆、初期症状の可能性があります。
薄毛の前兆・初期症状 ⑤ | フケが出る
ふけが出るのは頭皮の皮脂バランスが不安定になっている証拠です。
頭皮が極度に乾燥している、あるいは皮脂の過剰分泌によってフケが毛穴に詰まることで抜け毛を誘発します。
洗浄料が強いシャンプーを使っていたり、クーラーの効いた部屋で長時間過ごしていたりする人は注意が必要です。
薄毛の前兆・初期症状 ⑥ | 頭皮に痒み、赤みがある
頭皮に痒み、赤みがある場合は以下のような理由で頭皮環境が悪化している可能性があります。
- 乾燥
- 紫外線
- シャンプー
- ストレス
- アレルギー
痒みや赤みがある部分から薄毛が広がる可能性があり、頭皮環境が悪化していることで髪が成長しにくくなってしまうので注意が必要です。
また、本来であれば頭皮は青白いほうが健康とされている為、最悪の場合皮膚の疾患を起こしている可能性もあります。
薄毛の前兆・初期症状 ⑦ | 頭皮が固くなった
頭皮が固い人は薄毛になりやすい傾向にあります。
「頭皮が硬い=頭の筋肉が硬い」という意味で、頭皮が固くなることで硬直した頭の筋肉が頭皮の毛細血管を圧迫して血行不良となり、正常に毛根まで運搬されるはずの血液が届きにくくなってしまいます。
これにより髪は成長しにくくなり、薄毛を進行させる原因となってしまうのです。
また、頭皮が硬いと髪の毛が立ち上がりにくく、ボリュームが半減してしまうので、今生えている髪の毛の見た目も悪くなってしまいます。
自宅で行える薄毛の前兆、初期症状の対処法
薄毛の前兆、初期症状が見つかったとしても忙しかったりするとすぐに専門の医療機関に行けないこともありますよね。
そこで自宅で行う事ができる薄毛の前兆、初期症状の対処法をご紹介します。
・生活習慣の見直し
不規則な生活習慣はヘアサイクルを乱す大きな原因です。
適度な運動や禁煙を心がけることで髪や頭皮を健やかに保ったり、必要な栄養を髪に届けやすくしてくれたりします。
・栄養バランスの見直し
食事から髪の成長に必要な栄養素は摂取することができます。
特に良質なたんぱく質(脂質の少ない鶏肉や卵、鮪など)を積極的に摂りましょう。
また、亜鉛やイソフラボンも髪の成長には欠かせない栄養素です。食事からの摂取だけでは難しい場合はサプリメントなども上手に利用しましょう。
・シャンプーの見直し
頭皮に合わないシャンプーを使い続けると頭皮環境の悪化によって薄毛につながる可能性が大きいため、頭皮のケアに特化したスカルプシャンプーを使ってみるのも一つの手です。
また、シャンプーのし過ぎは頭皮に悪影響を及ぼす為1日1回にとどめましょう。
・頭皮マッサージをする
頭皮は適度なマッサージをすることで血行を促進することができ、真美の成長に必要な栄養素を行き渡らせることができる為、薄永の予防につなげることができます。
マッサージする際には指の腹を使って優しくマッサージすることを心がけましょう。
・育毛剤や発毛剤を使用する
今は医療機関に行かずともドラッグストアなどでも育毛剤や発毛剤を購入することができます。
ご自身の目的に応じて発毛剤もしくは育毛剤いずれかを選択して正しい方法で使用しましょう。
※発毛剤は医薬品の為、薬剤師からの説明を受けたうえで購入する必要があります。また、発毛剤と育毛剤の併用はNGです。
薄毛の前兆、初期症状に気づいて早めに薄毛を食い止めよう
ご自身に心当たりのある前兆、初期症状はありましたでしょうか。
もし一つでも当てはまる症状があればすぐに専門の医療機関にかかって早めに治療を行いましょう。
自宅で行う事ができる対処法についても記載しましたが、治療と並行して行うことで一層効果を発揮するので、まずは空いた時間で足を運んでみることをオススメします。
初期の段階で薄毛に気づいて少しでも早い対処を行いましょう!