みなさんは薄毛や脱毛の対策としてどのような治療を行っていますでしょうか。
ミノキシジルと言えば一度は聞いたことがある名前かと思いますが、最近薄毛や脱毛を気にし始めた方はまだご存じないかもしれません。
そこで今回は薄毛治療に欠かせないアイテムである「ミノキシジル」について詳しく解説していきます。
最後には個人的にオススメするミノキシジルの商品も併せてご紹介していきますね。
目次
薄毛や脱毛悩みに欠かせない存在「ミノキシジル」は実は成分の名前だった
ミノキシジルというのは実は薬の名前ではなく、成分の名前です。
主に育毛における薬の主成分となっているもので、壮年性脱毛症における「発毛」と「脱毛(抜け毛)の進行予防」に対して効果が認められている成分です。
元々は高血圧治療の内服薬として開発された成分だったのですが、高血圧治療中の患者さんに多毛が認められたことをきっかけに概要の発毛剤の成分としての開発がすすめられました。そして、現在は世界90ヵ国以上で承認され使われており、フィナステリドやデュタステリドと並ぶ代表的なAGA治療薬の一つになっているのです。
薄毛や抜け毛に効果のある「ミノキシジル」にはどのくらい副作用があるの?
ミノキシジルを使用してから効果が出るまでは開始から約6ヵ月とされており、早い方では3ヵ月ほどで効果が出ることもあります。
しかし、どちらにせよすぐに効果が出るものではないので根気よく続ける必要があるみたいです。
また、副作用も人や治療方法によって異なるそうですが、発生頻度は全体的に低いとされています。
その中でも今まで報告されている副作用の一例は以下の通りです。
・初期脱毛
初期脱毛は薄毛治療や抜け毛治療を行い中で多くの人に見受けられる副作用で、ミノキシジルの使用を始めて大体2週間ほどで起こる可能性があります。
これはAGAの環境で休止期に入っていた毛包が治療薬に寄って成長期に移行することによって古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されて起こる症状で、ここの段階で挫折して諦めてしまう方も多いようですが、根気強く続ける必要があります。
・動悸・息切れ
ミノキシジルは元々降圧剤であることから、血圧が不安定だったり、心臓に疾患がある方に対しては心機能障害や不整脈が増悪したりする可能性があります。
元々低血圧の方や高血圧で降圧剤を服用している方、心臓に障害のある方は必ず医師への相談が必要です。
・頭痛・眩暈
ミノキシジルの血管拡張作用によって稀に頭痛を引き起こす可能性があり、また、拡張して中枢の血流が低下することで血圧が大きく低下し、眩暈などの随伴症状が起こる可能性もあるので、もしこの症状が現れた場合は必ず医師へ相談しましょう。
・むくみ
血管の拡張により中枢の血液量が低下することで体内のセンサーが血液が不足していると判断し、増やすように働きかけることで、結果血液量が過剰となりむくみの症状が現れることがあります。
放っておくと心不全や心筋梗塞などを引き起こす可能性もあるので、違和感があったタイミングですぐに医師に相談しましょう。
・肝機能障害
特にミノキシジルの内服薬は肝臓に負担がかかる薬なので、稀に肝機能障害を引き起こす可能性があります。
しかし肝臓は「沈黙の臓器」と言われている為、定期的な血液検査が必須となります。
・心疾患
ミノキシジルの副作用の中では狭心症等の心疾患も報告されています。これはミノキシジルの持つ血管拡張作用に起因して起こる症状と言われていますが、これに関しては極めて低い副作用とされています。
薄毛や抜け毛に効果的なミノキシジルは内服薬と外用薬どっちがいいの?
ミノキシジルには口から体内に取り込む内服薬と、頭皮に直接塗布して使用する外用薬とで2種類あります。
多少ではありますが、内服薬と外用薬とでは効果に差が出てきます。
・内服薬
ミノキシジルの内服薬は血中から毛球部分にある毛乳頭をたどって効果を表すもので、直接的に体内から頭皮にアプローチをするため、外用薬と比べて高い発毛効果が期待されると言われています。
しかし、日本国内において臨床実験が進められていないことから内服薬に関しては推奨されていません。
・外用薬
ミノキシジルの外用薬は成分を直接浸潤して頭皮から毛根に浸透させることで効果を発揮する薬です。日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において推奨度が高い治療方法とされています。
外用薬に関しては市販での流通もありますが、濃度は5%までと制限されており、
市販のもので効果を感じることができなかった場合は専門のクリニックで医師に相談しましょう。
また、多く塗布すればその分効果が増大するということではない為、規定量をしっかりと守ることが大切です。
薄毛や抜け毛に悩む方へ!市販で買えるミノキシジルを含んだおすすめ育毛剤
ミノキシジルを配合した育毛剤は専門のクリニックで処方してもらえるのは勿論、医療機関を通してではなく市販で購入することも可能です。
ここからは今市販で購入できるミノキシジルを配合したおすすめの育毛剤を3つご紹介します。
・アデランス ボズレーMX5
(画像元:アデランス公式サイト)
理想のヘアスタイルを追い求める男性のための発毛剤です。
毛髪科学のリーディングカンパニーアデランスから初の医薬品発売。
有効成分ミノキシジルを最大濃度*で配合し、毎日の使用で、発毛と脱毛抑制にアプローチします。
*国が一般用医薬品として承認している最大濃度ミノキシジル5%
引用元:アデランス公式サイト
・大正製薬 リアップ
(画像元:大正製薬公式サイト)
リアップは「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。」の効能が認められている男性用発毛剤(第1類医薬品)です。1999年に承認された発毛剤で、髪が再び復活する願いを込めて「リアップ」と名付けました。
引用元:大正製薬公式サイト
・ロート製薬 リグロEX5エナジー
(画像元:ロート製薬公式サイト)
「リグロEX5エナジー」は、成人(20歳以上)の男性で、壮年性脱毛症(思春期以降にはじまり、徐々に進行する脱毛症)による脱毛・薄毛に効果がある発毛剤です。有効成分「ミノキシジル」を国内最大濃度*5%配合。ミノキシジルがもつ休止期毛包から初期成長期毛包への移行促進作用が、眠っている発毛の力を覚醒します。
また、「ミノキシジル」の他、4種の有効成分を配合。
引用元:ロート製薬公式サイト
ミノキシジルと上手に付き合って薄毛や抜け毛の悩みとおさらばしよう
ミノキシジルは専門的にも認められた薄毛治療薬なので、薄毛や抜け毛の改善に大きな効果をもたらしてくれる一方で、悩みを改善したい一心で過剰に摂取してしまうと逆に身体に悪影響をもたらす可能性もあるので、その点で注意が必要です。
しっかりと用法容量を守って摂取し、健康で健やかな髪を目指しましょう。