グッパージャスのジャスとは?意味は?地域によってあいこも違う!

グッパージャス ブログ

皆さん『グッパージャス』ってご存じでしょうか?この記事を読んでいただいている方の中にも「なんじゃそりゃ」の方、いるのではないでしょうか。
『グーパー』『グーとパーに別れましょ』などなどいろんな呼び方がある組み分けのじゃんけんです。
でもこれ、実はもっとたくさんの掛け声があるのご存じですか?
僕も最近友人との会話の中で初めて知った事実でもあります。うーんまだまだ知らないことも多いですね…。
組み分けじゃんけんで使われているこの掛け声、地域で異なっている場合が多いようですよ。似ていても少し言葉が違ったり、はたまたまるっきり違ったり…。意外なところで地域性を発見したので、皆さんにもご紹介していきたいと思います。

他にもある様々な掛け声

この組み分けじゃんけんのこの掛け声は、調べてみると本当に種類が多いことを知りました。
同じ地方でも掛け声の種類が分かれている場合があり、栃木県足利市では
・グーとパーの組っこ
・グーパージャン
・グーパージャス
と3通りもの使用が確認できました。同じ市内でも掛け声がまるっきり変わるとは驚きですね…。上記を使用していた人々の年齢が19歳、38歳、27歳と別れているのも理由の一つかもしれません。ひょっとしたらお子さんと掛け声が違う!なんてこともあるかもしれませんね。
何を隠そう僕も上京してから『グッパージャス』の存在をしりまして…。生まれ育った場所ではもっと別の掛け声を使っていたので初めてその言葉を聞いたときは中々のカルチャーショック。そこで、もしかしたら同じ東京でもこんな風にいろんな掛け声があるのでは?と思い調べてみました。
以下が使われていた掛け声の一部です、調べるとわかりますが本当に数が多いので極一部をご紹介します。
・グーとパーに別れましょ
・ぐっとっぱ
・ぐっぱーぐっぱぐっぱグッパージャス
・グーパーパ
・チョーキ出したらぶん殴り
いやはや、なんとも恐ろしい掛け声が混ざっていますね。
『チョーキ出したらぶん殴り』は八王子でも山寄りに住んでいらっしゃる方が使っていたようです。山寄りだと結構言葉が変わることが多いのかもしれません。
ちなみにかなりご当地性が高いこの掛け声、一時はTwitterでも話題になったことご存じですか?ハッシュタグ“#グッパの言い方晒そう”をみてみると様々な呼び方をしていることがわかります。


なかなか勢いのある掛け声です。じゃんけんに対する意気込みすら感じられますね。


そのほかにも方言が掛け声にも表れていたり、


中にはグー・チョキ・パーを用いずに、手の甲か手のひらを出して組み分けじゃんけんを行う地域もあるようで…。こちらは『うらおもて』と呼ばれることが多いそうです。

SNSのみならず、掛け声の違いについてはときよりテレビでも話題に出されるようです。


爆笑するバナナマンのお二人やほかの乃木坂メンバーの反応からも掛け声に対して驚いているのがわかりますね。僕もこの記事を書く前はこんな反応でした(汗

ここまで東京の掛け声をメインに紹介してきましたが、東京以外では

北海道⇒『グーとチーで合った人』
信越・北陸⇒『グーチ、グーチ、グーチッチ』『グッパー、じっけっ、じっけった』『グーキー、グーキーおともんやす』
関東⇒『グーパーパ』『グッパージャス』
関西⇒『グッパでホイ』『グー、ストン、パー』
東海⇒『グーピーあーわせ』『グーとピーであやええこ』
四国⇒『ぐーぅ、とぉ、ぱーぁ』
九州⇒『グーとパーでわかれましょ』
がよく使われているそうです。
グーとパーを使用する掛け声を中心に書いてみましたが、特殊なパターンとして『パンチョス(宮城)』『いっせのがせ(島根)』などまるっきり違う掛け声も使われているようですよ。
いくつか紹介してきましたが、ご自身の使っている掛け声はありましたか?
同じ地域でも掛け声の種類がたくさんありますのでご友人と試しにじゃんけんしてはどうでしょう。

グッパージャスのあいこって?

ところでこの組み分けじゃんけん。普通のじゃんけんと違って勝敗を決めるものではないにしろ分けたい人数に別れていなかったり、勝負をもう一度仕切りなおさなくてはいけない場合もあります。
そんなときの“あいこ”ってどうやって決着をつけるのでしょうか。
こういった場合『あいこでしょ!』と同じ要領で掛け声とはまた別の声掛けが存在するパターンと同じ掛け声を繰り返すパターンが存在するようです。
僕の仲のいい従兄弟が使っていた『グッパージャス』は後者のパターンで結果が決まるまでひたすら『グッパージャス』の繰り返しです(笑)
では、別の掛け声が存在する場合はまた同じように掛け声に種類があるのでしょうか?
調べてみたところ基本的にはフレーズの繰り返しが多いようで、東京で使用されている掛け声の中では『グーパーで別れましょ』の『別れましょ』くらいしか見つけることができませんでした…。残念。

代わりに大阪など関西圏で使用されている掛け声にはあいこ特有の掛け声が東京に比べて多くあるようで

『グッパーで別れましょ』⇒『なってない』
『ちっぱで別れんねーん』⇒『ねーん』

などユニークな掛け声を発見することができました。
関東人と関西人の違いからこういったところでの違いも生まれてくるのかもしれません。

掛け声だけじゃない!?そのほかの違いとは

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの組み分けじゃんけん、グーとパーで別れるのがオーソドックスかと思いきや、地域でこちらも異なるようです。
地域によってはグーとチョキで別れるパターンもあるらしいです。ローカルルール奥深し…。
ちなみに、僕の育った地域では間違えてチョキを出してしまった場合はグーになるというルールが存在していた為、生まれてこの方チョキはグーになると信じて疑わなかったのですが、なんとこれもローカルルールのようで。
なんでもチョキがグーになる場合もあれば、逆にパーになる場合もあり、誤ってチョキを出した子たちは振り分け人数が足りてないほうに割り振られたりとなかなか沢山の組み分け方がなされているようです。

みなさんにもローカルルールありましたか?あー!あったあった!と懐かしむ方もそうでなかった方もご友人たちとの会話の中で新たな出会いを発見できるかもしれません。

グーパージャスのジャスの意味とは?

そろそろグッパージャスがゲシュタルト崩壊してきたのではないでしょうか?笑
ところで『グッパージャス』について疑問に思うことはありませんか?
そう!僕も気になっている『グーパージャス』の“ジャス”。『グーパーで別れましょ』なら言葉通りでスッキリするのですが、この“ジャス”にももやもやします…。
この“ジャス”は関東で多く使われているそうですが、皆さん意味を知った上で使っている人、意外と少ないんじゃないでしょうか。

調べてみると、ジャスティス(正義)の略語ではないかという説が広く出回っているようです。じゃんけんの一種になるので、もしかしたら「不正するなよ!」という一種の圧力だったのかもしれません。