植毛は痛いのか?手術による痛みの違いについて調べてみた

自毛植毛の痛み 自毛植毛のこと

統計によると、日本人の成年男性の約3人に1人がAGA(男性型脱毛症:Androgenetic Alopecia)を発症しているとの報告がなされています。

仕事によるストレスや、男性ホルモンの影響、頭皮の皮脂による毛穴の詰まり、毛細血管の血流不良、頭皮がつっぱることによる毛乳頭細胞の活動低下など、さまざま薄毛の原因が挙げられます。
そのため、頭皮マッサージやサプリメント服用を欠かさない方も多いのではないでしょうか。

また、薄毛を自認する人を対象としたアンケートでは、仕事にも大きな影響を与え、対人関係や外観上の悩みを抱える割合が多いとの結果が出ています。

薄毛治療の一つの手段である自毛植毛は、これらの人々の薄毛の悩みを解決する糸口となり得ると期待されていますが、一歩で手術や術後が「痛い」という話もよく耳にします。
そこで今日は、色々な施術法のがある自毛植毛手術による痛みの違いについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。

自毛植毛の主な種類

植毛と言っても、ナイロンやポリエステル繊維でできた人工毛を植える「人工毛植毛」と自分の毛髪を植える「自毛植毛」があるのはご存知でしょうか。
なかでも唯一自毛を活かす「自毛植毛」は、施術前後の違和感やアレルギー、拒絶反応の心配がほとんどなく、メンテナンスやランニングのコストが不要で定着率が高い半永久的な薄毛対策として注目を集めます。

また、自毛植毛にも何種類か施術方法があります。
主な施術方法であるFUT法とFUE法の特徴を説明します。

FUT法とは

世界的にポピュラーな自毛植毛の施術方法として知られます。
メスを使い、ドナーとなる頭皮を部分的に切除し、株分けをした後に、薄毛部分に移植する施術方法がFUT法です。
「ストリップ法」と呼ばれることもあります。

技術の進化ともに術後の不自然さや違和感、身体へのダメージの軽減が図られながらも、傷跡が残ることや一度で施術できる株数に限界があります。
そのため、十分な密度を得るために複数回の施術が必要になるケースもあるのです。

FUE法とは

従来のFUT法とは異なり、メスによりドナー部分の切除を行わない「切らない」自毛植毛施術方法がFUE法です。
内径1~1.2mmほどの細いパンチを使用し、1株(=グラフト)を採取し、植毛するため、傷跡も小さく、術後の回復が早いのが特徴です。

1株とは、毛包(毛根を包み、保護している組織)を数える単位であり、1つの毛根には約1~4本、平均して2.5本の毛髪が生えます。
自毛植毛では毛包ごと移植するので、単位が株(もしくはグラフト)になるのです。

FUT法での植毛は痛いのか検証!術後は激しい痛みを伴うことも

FUT法は、AGA影響を受けにくい側頭部や後頭部の頭皮をメスで切開して毛包を採取します。
部分麻酔を行うため、もちろん手術中は痛みを感じることありませんが、上下10mm、長さ約100mm~200mm程度の帯状に頭皮を採取して縫合する外科手術です。

入院せずに当日中に帰宅が可能ですが、術後はしばらく激しい痛みを伴う場合があります。
しばらくは傷口の消毒を行い、相応のダウンタイムがも必要です。

手術翌日から仕事に戻る方もいますが、傷が回復するまでのダウンタイム後もつっぱり感や違和感、痛みを感じる人も報告されています。
また、縫合しているため2週間ほどで抜糸を行いますが、縫合の傷跡が残ってしまう点は精神的な負担になる場合もあるでしょう。

FUE法での植毛は痛いのか検証!FUT法より痛みがない術法

FUT法と同様にAGAの影響が少ない側頭部・後頭部から毛包を採取します。
FUE法は局部麻酔をかけた後、細いパンチを使ってドナーとなる毛包を採取するため、身体的な負担も少なく、手術中は痛みをほとんど感じることがありません。
自毛植毛は生体移植なので、手術時間が短いほど生着率が高いと言われ、1500株を植毛するのに手術時間は3~4時間程で完了するほど、施術時間が短いのが特徴です。

麻酔が切れた後も痛みを感じることはほとんどなく、術後の回復が早いことも特徴として挙げられます。
痛みを感じるかどうかは個人差がありますが、耐えられない痛みではありません。

ダウンタイムは1週間程度がおおよその目安となりますが、手術後すぐに洗髪することが可能です。

また、ロボットを使ったFUE法の場合、施術に高い技術力はそれほど要求されず、費用は抑えられる傾向があり、術後の痛みを感じにくい点はメリットと言えるでしょう。
しかしながら、手術時間が長くかかる点や必要とされる毛髪を選別するのではなく、採取する際のムラや取り過ぎがないように機械が採取する毛包を判断するため、生着率がやや低いことやドナーの毛髪を採取した際のパンチ痕が目立つなど、クオリティ的にも人の手には敵わない点がデメリットです。

生着率やその後の定着率を考慮すると、技術力を備えた実績と信頼のおけるクリニックを選ぶことをおすすめします。
どんな点が優れていて、施術時間がどれくらいなのかなど、きちんと患者と向き合って最適な施術方法を提案してくれるクリニック選びが重要です。

植毛手術前の麻酔が「痛い」と感じる人もいる

FUT法・FUE法のどちらを選んでも共通することがあります。
それは、手術前に麻酔を打つということ。

植毛はどうしても手術方法にばかり目がいきがちですが、後で話を聞いて見ると、植毛手術前の麻酔が痛かったと思う人が意外と多くいることが分かりました。

クリニックによって使用する麻酔は異なりますが、植毛手術では頭部周辺の局所麻酔をおこなうのが主流です。
麻酔を打つときの痛みは血液検査などと同様に、一瞬痛みが走ります。
大半が耐えられる痛みですが、手術前に麻酔をすることを知っているのと知らないのでは手術前の緊張の度合いも変わってくるので、麻酔をすることを頭にいれておくことをおすすめします。

また、手術中に麻酔が切れたときには、医師に伝えて麻酔を追加してもらうことが可能です。
痛みが強い時は痛みを我慢せずに、再度麻酔を打ってもらいましょう。

海外で自毛植毛を行う時の痛みは?

日本でも自毛植毛が身近になりつつありますが、海外で自毛植毛の手術を行うと痛みはあるのでしょうか。
海外で手術を行うということは、言葉が通じるかどうかという不安もあります。

結論からいうと、手術中というより手術前の麻酔がとにかく痛いそうです。
しかし、人それぞれに感覚が異なるので、一概に「痛い」とはいえません。

また、麻酔が完全に効いていない状態で手術が開始されると、当然痛みを感じます。
日本人の患者を多く受け入れている韓国のクリニックでは、日本語で「痛い」と伝えると麻酔を追加してもらえるらしいです。

海外へ行って自毛植毛手術を受けようと考えている人は、アテンダントがついているものを選ぶといいでしょう。
現地の方の案内があれば安心できます。

人工毛植毛は痛い

先ほども少し触れたように、ナイロンやポリエステル繊維で作られた人工毛を植えます。
異物を体内に入れることになるため、人によっては「かなり痛い」と感じるようです。

また、手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることは少ないようですが、麻酔の効果が切れてくると痛みを感じる人もいます。
体が人工毛を異物ととらえて取り除こうとするため、痛みが発生するのでしょう。

人工毛植毛は頭皮が壊死する?

最悪の事態として頭に入れておいた方が良いことは、感染症を引き起こして頭皮が壊死してしまうということです。

人工毛植毛の場合は経年劣化により植毛を繰り返さなければならず、炎症や化膿といったトラブルが発生することも多いのです。

アメリカでは州によって異なりますが、人工毛植毛が法律として禁じられているところが多くあります。
日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」でも「医師から行わないように勧められる」レベルの推奨度Dとなっています。

これらを踏まえたうえで、植毛方法を選択すると良いでしょう。

自毛植毛ができるクリニックを比較

ここからは自毛植毛ができるクリニックを紹介していきます。
前述の通り、施術方法は帯状に頭皮を切り取るFUT法(ストリップ法)とメスを使わずにパンチで毛髪を採取するFUE法の2種類に大別されます。
そして、FUE法の中でもドクターの手による移植とロボットを使った移植に分かれます。
クリニック選びの参考にしてください。

親和クリニック

親和クリニックは、東京・名古屋・大阪・福岡にクリニックを開設しています。

施術方法はFUE法で、親和クリニックでは「MIRAI法」と呼んでいます。
MIRAI法は内径0.8mmほどの極細のパンチブレードを使用し毛髪を採取し、大幅な手術時間の短縮や大量・高密度の移植を可能にしました。

また、MIRAI法では採取する部分を刈り上げますが採取部分を刈り上げることなく自毛植毛手術がバレにくい「NC-MIRAI法」や、MIRAI法とNC-MIRAI法を組み合わせて一人ひとりに合わせた費用プランを組めるオーダーメイドの「United MIRAI法」も用意されています。

外科出身の薄毛治療の専門ドクターで構成され、定着率の高さはもちろん、術後の痛みも感じにくい・傷跡も目立ちにくい・回復も早い点など、技術力が高く実績のあるクリニックです。
患者さんの心理的、身体的負担が少ない高品質な自毛植毛治療に定評があります。

親和クリニック

アイランドタワークリニック

切らない自毛植毛として国内No.1の施術例を誇るクリニックです。
親和クリニックと同じく、東京・大阪・名古屋・福岡の全国に4箇所にクリニックを開設しています。
独自に開発した自毛植毛専用機器i-directを使用することで、高品質な施術を日帰りで行えることに定評があります。

直径0.8mmのチューブパンチで毛髪を毛穴ごと1つずつ採取し、空気圧を利用したインプラント専用機で直径0.6mmの穴に0.8mmの移植株を植え付けます。
手作業が多いため、費用はやや高めです。

アイランドタワークリニック

湘南美容クリニック

日本全国に展開する薬・毛髪再生メソセラピー・植毛の薄毛治療を行う美容クリニックです。
メール相談や無料カウンセリングに力を入れています。

自毛植毛に関しては、AIを搭載した最先端の植毛ロボットARTASを導入している点が特徴です。
ドナーとなる毛髪の採取から植毛までロボットで行うため、施術のクオリティにバラつきが出にくい反面、仕上がりには差が出やすい点がデメリットして挙げられます。

湘南美容クリニック

定着率が高く、日帰りで手術ができる自毛植毛

自分の毛髪を活かせる唯一の薄毛治療方法が、自毛植毛です。
定着率が高く、定期的なメンテナンスやランニングコストが不要な点をはじめ、一生涯にわたり薄毛の悩みから解放されることからも検討される方が多い薄毛治療方法として関心を集めています。

自毛植毛と一括りに言っても、後頭部からドナー部分を帯状にメスで切る従来からのFUT法、現在主流となるメスを使わずに1本1本採取する最先端のFUE法に大別されることはお分かりいただけたかと思います。
なかでも入院を必要とせず、術後の痛みや傷跡の残る心配からも解放され、生着率や定着率の高さからも、親和クリニックの「MIRAI法」は、注目されています。

とは言え、同じFUE法でもロボットを使った施術方法とは異なり、施術するドクターの高度なスキルを要求されるため、経験や実績が必要となり、実際に施術できるクリニックは限られてしまいます。

本来の目的である5年後、6年後の定着率の高さはもとより、手術の説明も丁寧で安心して薄毛治療を任せられる自毛植毛のスペシャリストとして、親和クリニックに一度相談してみてはいかがでしょうか。