ネットで「自毛植毛 経過」と検索すると、植毛をしてからの経過報告を掲載しているブログがたくさん出てきますよね。
自毛植毛を検討する際、手術が痛いかどうかはもちろん気になりますが、僕が一番大切だと思うのは術後の経過ではないかと思うのです。
ダウンタイム期間が長いと仕事に影響しますし、どのくらい移植部を気にかければいいのか、なども知っておきたいポイントでしょう。
実際に自毛植毛の手術をした人のレポートは今後自分が自毛植毛手術を行う際の参考になると思ったので、今日はいくつかピックアップした自毛植毛の経過が掲載されているブログを男女別にご紹介します。
自毛植毛の経過ブログ 一覧(男性)
自毛植毛を取り扱っているクリニックでは、ホームページに症例について掲載はあるものの、自毛植毛の施術を受けた人の経過を細かく知ることはできません。
でも、実際に自毛植毛の手術をした人が書いた経過ブログを見ることで、クリニックの症例画像だけではわからない術後の状態や発毛時期などを知ることができます。
そこで、自毛植毛の術後経過が詳しくまとめられている、参考になりそうなブログをご紹介いたします。
まずは男性から行ってみましょう。
自毛植毛の経過ブログ①:Katsuoの韓国植毛日記
画像引用:https://bi-men.info/syokumou-afterday8week/
韓国での自毛植毛手術の経過ブログです。術後の洗髪の仕方は、非常に参考になる内容でした。
日本に比べて、韓国は費用が安いので利用する人も多いとよく耳にします。
この方は幸い自毛植毛を成功しているようですが、海外での自毛植毛は失敗例も多く、リーズナブルだからといって安易に自毛植毛の手術を決めるのは大変危険です。
アフターケアや衛生面などを考えると安全性は低いでしょう。
また、言語の壁の問題も考えておく必要があります。
日本での自毛植毛手術であれば、術後もしトラブルが発生した場合でもすぐクリニックに相談が可能です。
海外での自毛植毛を希望する場合は、リスクを慎重に検討しましょう。
詳しい内容は、Katsuoの韓国植毛日記でご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ②:スダレ伯爵の自毛植毛決行ブログ
↓自毛植毛して2年後
画像引用:https://ameblo.jp/sudareou/entry-12425395185.html?frm_src=thumb_module
この方のブログでは、番外編として自毛植毛の手術から2年後の経過もアップしてくれています。
通常の自毛植毛ではおよそ1年でほとんど全体の毛が発毛して完成形になるので、この期間のみの経過を掲載したブログが多いんですよね。
でも、1年経過した先もきちんと移植した毛は生え変わってくれるのか、薄く弱い毛にならないのか、という点も非常に気になるところ。
こういう数年後の経過報告があると、自毛植毛の手術への不安解消につながるので、うれしいです。
詳しい内容は、スダレ伯爵の自毛植毛決行ブログでご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ③:ごりゅご.com
術後の経過ブログ
このブログでは、アイランドタワークリニックでの自毛植毛の術後経過をまとめてくれています。
自毛植毛の手術をして1日目は、移植部分の前頭部は痛みよりもかゆみがあり、ドナー採取部分の後頭部はヒリヒリとした痛みがあったようです。
2日目は、痛みは引いたが、麻酔が降りてくる影響で眉毛の上あたりが突っ張った感じがあったとありました。
3日目には、さらにつっぱり感が強まり、額はパンパンに腫れたそうです。
5日目には、目が腫れて大変そうな様子も見られましたので、術後1週間ほどは、ダウンタイム期間が必要かもしれませんね。
特に営業や接客でお客さんの前に立つような仕事の人は、会社を休むか事務作業に回るかした方がいい気がします。
自毛植毛から1年経過して、心境や頭髪の変化
画像引用:http://goryugo.com/20170901/syokumou_1year/
やはり、髪の毛があると若返ります。
後頭部の強い部分からドナーを採取して移植するので、硬く強い毛が生えてくるのでしょう。
写真を見ただけでも、移植した前髪がしっかりとした毛なのがわかります。自毛植毛をして自信がついた様子が、ブログからひしひしと伝わってきて、僕も元気が出ました。
自毛植毛の経過ブログ 一覧(女性)
自毛植毛の手術を受けるのは、AGAで悩む男性だけではありません。
薄毛といえば、男性の悩みだと思われがちですが、女性でも悩んでる方が多く、最近は自毛植毛の手術をおこなう女性が増加傾向にあります。女性の薄毛は、毛髪が完全に抜けてしまう男性とは違い、毛髪の1本1本が細くなってしまうのが特徴だそうです。
女性の薄毛の原因は主に8つ。
・加齢
・出産
・睡眠不足
・遺伝
・誤った頭皮ケア
・喫煙
・ストレス
・無理なダイエット
女性の髪はエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの影響を受けやすく、出産や閉経でエストロゲンが異常に増えたり減ったりすると薄毛になってしまいます。
出産によっての薄毛は半年~1年半後には元に戻ると言われていますが、個人差があり髪のボリュームが戻らない!なんてこともあります。
ここでは、女性の薄毛も珍しくないと言うことをふまえて、女性の自毛植毛の術後経過が詳しくまとめられている、参考になりそうなブログをご紹介いたします。
自毛植毛の経過ブログ①:女性の自毛植毛体験談とホールICL体験談2015~2018
今までに2回自毛植毛の手術をしている女性の経過ブログです。
植毛手術後は、かゆみやツッパリが気になるようでした。
また、植毛部よりもドナー部分が目立ってしまうようなので、帽子かフルウィッグが必須とあります。
経過1年後の様子は、赤みや凸凹、かゆみも全くなく順調のようでした。しかし、ニキビが時々できてしまうようです。
画像引用:植毛術後約1年後の記録
妊娠中とのことで、ホルモンの影響もあり、自毛植毛の経過も少し変わってくるのかもしれませんが、増毛がみられました。
詳しい内容は、女性の自毛植毛体験談とホールICL体験談2015~2018でご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ②:女性のための植毛記録
韓国で、額の生え際の自毛植毛の手術をした女性の経過ブログです。
自毛植毛から1ヵ月後には、前髪を下ろしていれば植毛部は全く違和感がありませんでした。しかし、風が吹いて植毛部分が見えてしまうと、まだ不自然さが目立つようです。
(↑術前)
画像引用:術後5ヶ月までのまとめ
5ヶ月ほど経過すると、植毛部分の毛が生え揃ってきて、額のラインに女性らしい丸みが出てきました。
密度は、左右で少し差があるようですが、気になるほどではありません。
詳しい内容は、女性のための植毛記録でご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ③:女性韓国植毛チャレンジ!グローバルヘアー
こちらの女性も韓国での自毛植毛の経過です。韓国での自毛植毛は、男性だけでなく女性にも人気があるのでしょう。
画像引用:4か月目、5か月目 途中経過
出血も少なくきれいに植毛されていたらしく、術後の痛みやカサブタがあまりなかったそうです。
自毛植毛の術後2ヶ月ほどは、植毛部分を隠すことに神経を使ったそうですが、それ以降は毛も生え揃ってきて、普通に過ごされていました。
経過1年のころには、カウンセリング通りの綺麗な丸いヘアラインの実現に成功しています。
詳しい内容は、女性韓国植毛チャレンジ!グローバルヘアーでご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ④:韓国☆ヘアーライン自毛植毛 備忘録♬ 女性
続いてこちらの女性も韓国でヘアーラインの自毛植毛を受けた方です。
女性の自毛植毛ブログを探してみると韓国で受けたという人ばかりで、女性は国内で自毛植毛の手術を受ける人は少ないように感じられます。
画像引用:ヘアーライン 植毛移植 1年+22日
ヘアーラインの自毛植毛を行ってから1年経過した写真のようです。
移植をして8か月経過してからは特に大きな変化はないとのことでしたが、密度が増えたことから植毛をしてよかったと話されています。
よじれて生えてきた毛は新しく生え変われば本来の毛質になるとのことだったので、生え変わり待ちとのことでした。
詳しい内容を知りたい人は、韓国☆ヘアーライン自毛植毛 備忘録♬ 女性 でご確認ください。
自毛植毛の経過ブログ⑤:女性の自毛植毛体験ブログ(6)後頭部に髪が生えてきたよ【手術2週間後】
つむじ部分の薄毛が気になると自毛植毛手術をした女性のブログです。
手術から2週間が経過した時点での様子がブログには書かれているのですが、自毛植毛手術のドナー採取で刈り上げた部分の髪が生えてきて地肌が見えなくなってきたことも報告しています。
そして術後のつむじの様子はというと…
画像引用:自毛植毛・ヘアケア|くま子のブログ
抜け毛が増えた気がするそうですが、ショックロス(植毛後に既存毛の抜け毛が一時的に増えること)はまだ起きてない様子みたいです。
また、頭皮を拡大した写真を見ると、移植毛が植えられているのが確認できます。
きっと数か月したらこの移植毛がこの写真よりも伸びてつむじの毛髪密度も上がることでしょう。
詳しい内容については女性の自毛植毛体験ブログ(6)後頭部に髪が生えてきたよ【手術2週間後】くま子のブログ でご確認ください。
自毛植毛の手術は入院する必要なし
「手術」と聞くと入院するイメージがあると思いますが、自毛植毛はほとんどの場合1回の手術で完了します。
日帰りで受けることも可能です。
1,000~1,500グラフトの手術だと約3~6時間くらい。
細かく休憩を挟みながら施術できるので初めてでも安心だと思います。
また、自毛植毛はグラフトの採取から移植までの時間が短ければ短いほど生着率が高くなるので事前にクリニックに手術時間の目安を確認しておく良さそうです。
大量植毛だと回数を分ける必要があるためその辺も確認しておきましょう。
自毛植毛の術後の経過と注意点
自毛植毛の手術をした後、発毛するまでどのようなプロセスを辿るのでしょうか?
また、毛が生えそろうにはどのくらいの期間が必要とされているのでしょうか?
ここでは、自毛植毛の術後の経過に加え、その期間の過ごし方の注意点についてお話します。
自毛植毛の手術当日
自毛植毛の手術当日は患部が敏感になっていますので、触ったり掻いたりなど刺激を与えてはいけません。
洗髪も不可です。
また、自毛植毛の手術から1週間ほどは、移植した毛を定着させるために、血行を良くしてしまう飲酒や激しい運動、喫煙を控えなければいけません。
自毛植毛の手術翌日
自毛植毛の手術後、いつから髪を洗うことができるかは、多くの人が気になるところではないでしょうか。
調べてみたところ、早ければ手術翌日から洗髪がOKとなるクリニックもあるようです。
洗髪についてはクリニックにより見解が異なり、手術翌日はまだシャンプーは×で、髪を流す程度に留めることを推奨するクリニックもあれば、翌日~2日後のシャンプーを推奨するクリニックもあります。
この段階では移植時の傷や出血が見られるケースもありますが、清潔にしないと雑菌が入ってしまうため手術後翌日~2日後にシャンプーをすることは大事なようです。
まだ傷跡が残っているのにシャンプーは怖いという人は、専任スタッフによる翌日のシャンプーサービスをおこなっているクリニックを選ぶと良いでしょう。
自毛植毛から1週間経過
自毛植毛の手術から1週間が経過すると、採取した部分と移植した部分の傷跡も大体回復しているので、いつも通りの洗髪ができるようになります。
1週間頑張れば、気を遣いながらのシャンプーとはおさらばです!
飲酒や長風呂、運動、喫煙もようやく解禁できます。
自毛植毛の手術から2週間経過
自毛植毛の手術から2週間ほど経過すると、かさぶたがはがれ始めます。
かさぶたがはがれるのと一緒に、毛が抜けてしまわないか心配になってしまいますが、問題はありません。
かさぶたと一緒に毛が抜けてしまっても、髪を作ってくれる細胞はきちんと頭皮に生着してくれているので心配ないそうです。
髪が抜けたことを心配しすぎてストレスになってしまう方が発毛の妨げになりかねないので、生え変わってくる毛を楽しみに待ちましょう。
自毛植毛の手術から1~3か月経過
(↑自毛植毛経過3ヶ月)
自毛植毛の手術から1か月が経過すると、一時的に移植した毛のほとんどが抜け落ちる時期に入るそうです。
この現象は「ショックロス」といわれています。
「ショックロス」の原因はまだ解明されていないとのことです。
せっかく移植した毛が抜け落ちてしまうと植毛に失敗したのかと不安に思うかと思いますが、自毛植毛手術後は皆通る道ですので安心してください。
「ショックロス」を乗り越えれば、あとは発毛まで一直線です。
自毛植毛の手術から6~12か月経過
(↑自毛植毛経過6ヶ月)
自毛植毛の手術から6ヶ月が経過すると、移植した毛がほとんど2~3cmくらいの長さまで発毛しています。
この時期は毛髪の太さが増しながら伸びていくので効果が実感されやすいんだとか。
(↑自毛植毛経過9ヶ月)
9ヶ月ごろには、移植前ではできなかった髪型を楽しめるようになるまで、移植毛が長く太く成長しているみたいです。
移植毛を気にすることなくカラーやパーマなどを自由にできるようになります。
この時点で一見完成と言えるくらいの変化になっていますが、これ以降も新たに成長し始める毛髪もあるそうです。
(↑自毛植毛経過12ヶ月)
12ヶ月後には、太さも長さも十分に成長して密度も高くなり、完成形といってもいいほどです。
しっかりと移植した毛が安定して生えそろうには、一般的に1年ほどかかるようです。
自毛植毛で成功を感じられるのは、1年も先になるのか…と長く感じるでしょう。
しかし、「ドナー優性」といって、自毛植毛で後頭部や側頭部から採取したドナーは、移植部でも性質を保ち続けてくれるので、AGAの影響を受けにくい毛髪が生え続けてくれます。
そのため、自毛植毛は、カツラ・増毛のようなメンテナンスや、AGA治療薬のように継続的な治療も必要がないのでおすすめです。
画像引用:親和クリニック 自毛植毛の施術後の経過
自毛植毛した髪は何年もつ?
どれだけ健康な髪の毛であってもヘアサイクルによって周期的に「抜けては新しく生える」を繰り返します。
もちろん自毛植毛にも同じように寿命がありいつかは抜け落ちるものです。
髪質や個人差によって違いがあるものの一般的なサイクルは4~6年だと言われています。
と、ここで「一度抜け落ちた植毛はもう生えてこないの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
せっかく高いお金を払ったのにいずれ抜け落ちてしまうのは悲しいですよね。
でも安心してください。
植毛した部分もきちんと生え変わりをします。
というのも自毛植毛は髪の組織ごと移植をしているから。
髪の根本的な組織自体は移植先のものなので薄毛になるリスクが少なく、半永久的に生え変わりを続けます。
一方で人口毛は合成組織で作られたものなので1度抜けると新しく生えてくることはありません。
このヘアサイクルの有無が大きな差といえるでしょう。
女性の自毛植毛経過・よくある質問回答動画
こちらは自毛植毛を行った女性の経過動画です。
この方は自毛植毛を海外で行ったそうですが、動画内では術後の経過報告とよく来る質問に対する回答を行っています。
女性で自毛植毛を考えている方は参考になると思うので、ぜひ見てみてください。
自毛植毛のメリット
すでに知っている人も多いと思いますが・・・
改めて自毛植毛のメリットについて話していきたいと思います。
移植による拒否反応が少ない
自毛植毛は自分の細胞組織を活用しているため植毛後の拒絶反応が少なく、炎症も起こりにくいのが特徴。
拒絶反応で一度植毛した毛が抜けるリスクが少ない分メンテナンス不要な薄毛治療です。
毛根が消失した部分にも対応
例えば繰り返し人口毛植毛をすると炎症して頭皮が硬くなり血流が低下します。
そのような状態でも自毛植毛なら移植の密度を抑えて低くすれば、しっかりと毛根を定着させることができます。
植毛が難しい言われている箇所も自毛植毛ならできるかも!
自然な仕上がりが叶う
自毛植毛は既にある毛との密着を調和させることで全体のバランスが整い薄毛が目立たなくなります。
既存毛の流れる方向や生えてくる角度にまで合わせてデザインできるためナチュラルな仕上がりを期待できます。
ツムジも綺麗に再現できるので頭頂部の薄毛に悩んでいる人にもおすすめ。
自毛植毛の経過ブログまとめ
本日は自毛植毛の経過ブログをまとめてみましたが、いかがでしたか?
韓国で自毛植毛した人のブログがあったり、クリニック名を公表しているブログがあったりと、どの方も詳しく経過を載せていたので参考になる部分も多かったのではないでしょうか。
自毛植毛といっても、海外での手術、ロボットを使用した手術、メスを使った手術(FUT法)、一株一株手作業で行う手術(FUE法)、など多くの選択肢があります。
その中でも、安全性や仕上がりのクオリティが高いのは、国内でのメスを使わないFUE法の手作業の自毛植毛だと思いました。
まずはカウンセリングを受けに行くだけでも、自毛植毛を考えるうえで参考にできるのではないでしょうか。